障がい者スポーツ交流会 Para Athlete Event 2017
『夢よ、僕より速く走れ』 神保康広選手     

 今年度で3回目を迎えたパラリピアンとの交流会が、9月30日と10月1日の両日、国際交流プラザ・ビッグウイングで開催されました。
 今年度は、車いすバスケットボールで、バルセロナ、アトランタ、シドニー、アテネの4大会連続で出場した神保康広選手を招聘いたしました。神保選手はアメリカに留学し、アメリカ車いすバスケットボールのプロチームでも活躍し、帰国後はマレーシアチームのコーチやジンバブエに年1回訪問し、障がい者スポーツの普及にグローバルな活動を展開しています。また、平成7年のアトランタパラリンピックの予選会・ヤマガタカップでは、僅差で優勝を逸した時のエースとして活躍した選手でした。
 トークショーでは16歳で車いす生活になり、その後挫折を乗り越えて夢を追いかけた人生を約300人の聴衆を前に実直な語りぶりで好感がもてました。トークショー終了後には、神保選手と山形チームが模範演技を行い、神保選手の華麗なシュートは現役時代を彷彿とさせてくれました。また、模範演技後には、神保選手から一般参加者に対して車いすバスケットボールの指導をしていただく場面もありました。
 また、障がい者スポーツ体験コーナーでは、車いすバスケットボールのほかに、ボッチャ、カローリング、RDチャレンジ、車いすスラローム等を2日間にわたり、およそ1000人の方々に体験いただき、障がい者スポーツの理解啓発に大きく貢献したイベントとなりました。